【頑張っています!! シルバー農家】
  野菜作りに生きがいを・・

 水戸冷凍食品を支えてくれている栽培契約農家。その7割が70歳以上の高齢者。この中には、50年以上農業一筋でやってきた方、定年退職後に農業を本格的に始めた方など様々。皆、元気で農作物を作っている。
 なぜ高齢になっても畑仕事を続けるのか・・・と尋ねると「生きがい」「作物を作るのが楽しい」と答える方が多い。
 農業一筋でまもなく農業歴が60年にもなる綿引賢明さん(79歳)ご夫婦。半世紀以上農業に携わるベテラン中のベテランで、創業当初からのお付き合い。3世代7人家族で、ご夫婦が農作業をするときは必ずお嫁さんが弁当を作ってくれるという。お話を聞きに畑におじゃました時もお弁当が届けられていた。
 奥さんの左妙さん(75歳)は、「水戸冷凍食品にほうれん草を買ってもらっているおかげで、嫁や孫に小遣いをやれる、私達に生きがいを与えてくれている水戸冷食には感謝していますよ」と話してくれた。




水戸市飯富町綿引博一さん(70歳)

 ほうれん草、ごぼう、山芋、陸稲、水稲など多くの作物を生産している。しかし里芋の生産は今年が初めてと話す。里芋は水の便が良い5aの畑で試しに作ってみようかと、今年の春宮田社長と話し合って決めた。
 区画整理で以前の肥えた土がとられてしまい、畑が痩せてしまった。そのため、堆肥を2トン弱入れて土作りをした。区画整理された土地は、今までの土が全て入れ替えられてしまうので、土作りが大変である。区画整理事業団体では、堆肥振り機を購入し、区画整理に協力してくれた農家に堆肥振り機を貸し出す計画もあるという。この機械があれば、堆肥の投入が楽になる。早く導入してほしいと思っている。
 里芋の栽培には、農薬を使わずに済んだと話す。病気も虫もなかったのは、きちんとした土作りをしたことがよかったのではないかと思う。農薬を減らすため、木酢も使用している。木酢を使ってから、虫の発生が激減したという。
 これからも自然の木酢を使って農薬を減らし、残留農薬のない安全な野菜を作っていきたいと話してくれた。

会員通信 2

野菜を作る苦労や農産物の安全、そして残留農薬等についてインタビューしました。



食の安全特別号